歌舞伎俳優として異彩を放つ猿之助が、お家芸の代表である人気作品黒塚を自身初となる素踊りにて舞い、米團治の品のある安定した語りにて黒塚を語る。そして第54回レコード大賞企画賞受賞作品「幸魂奇魂」より「八俣の大蛇」を今公演用にアレンジし「Ⅱ」として精鋭ダンサー8名と舞戦う。菊之丞、逸平が主催し好評を博し続け、今年5回目を迎えた「逸青会」その作品の中から「千鳥」を披露する。現代演劇の立場から古典作品と向き合い独自の世界を確立してきた若村が、自身の新たな境地を探るべく、語舞踊として新作「書く女」を演じる。今回は今公演の企画者でもあり、独自の世界を表現し高い評価を得ている貴生が手がけた三作品、そして自身が特に思い入れのある黒塚を米團治の進行とともに「未来創伝」ならではの演目、演出にてお楽しみ頂きます。第一回はクリスマス特別公演として、出演者によるクリスマスプレゼント抽選会も・・・お見逃しなく。
日本の伝統芸能の未来を見据え、従来の古典作品とその古典の手法を大事にしながら、新たなる音楽、パフォーマンスなどジャンルをとうことなく、それらの芸能を融合させた創作作品。「守るべきものは守り、破るべきものは破る」をスローガンに高いクオリティ、かつエネルギッシュな総合的日本舞台芸術エンターテインメントの素晴らしさを皆様にお届けすべく立ち上げた公演であります。
今後とも皆様にご期待頂けますよう、創意工夫してまいる所存でございますので、ご支援賜りますよう宜しくお願いいたします。